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マグニフィセント7の支配終焉か|2026年はラッセル2000(小型株)が躍進する理由
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マグニフィセント7の支配終焉か|2026年はラッセル2000(小型株)が躍進する理由

2026-01-22
2026-01-22 更新

2026年、マグニフィセント7は-1.49%の下落。一方でラッセル2000は+6.84%と小型株が躍進。「7社集中投資」のリスクと、分散投資の重要性を解説します。

「S&P500に投資しておけば安心」

——そう思っていませんか?

実は2026年1月、マグニフィセント7は-1.49%の下落に対し、S&P500は+1.8%、ラッセル2000(小型株指数)は+6.84%と大きく上昇しています。

「7社集中投資」のリスクが顕在化し始めた今、分散投資の重要性を改めて考えてみましょう。

マグニフィセント7の現状

S&P500の34.4%を占める集中

読者
読者

マグニフィセント7って、そんなに大きいんですか?

証券アナリスト
証券アナリスト

2016年には12.5%だったものが、現在はS&P500の34.4%を占めるまでになりました。S&P500に投資しているつもりでも、実質的には3分の1以上が7社への集中投資になっています。

マグニフィセント7の構成:

  • Apple
  • Microsoft
  • NVIDIA
  • Alphabet(Google)
  • Amazon
  • Meta
  • Tesla
集中リスクとは

S&P500の34.4%がたった7社という状況は、歴史的に見ても異常な集中です。この7社が下落すれば、S&P500全体が大きく下げることになります。

2026年の成績

読者
読者

2026年はどうなっているんですか?

証券アナリスト
証券アナリスト

年初来で見ると、マグニフィセント7は-1.49%と下落しています。一方、S&P500全体は+1.8%、小型株のラッセル2000は+6.84%と好調です。「7社以外」が市場を牽引する展開になっています。

指数 2026年初来
マグニフィセント7 -1.49%
S&P500 +1.8%
ラッセル2000 +6.84%
NASDAQ100 +1.0%

なぜ小型株が躍進しているのか

利益成長率の鈍化

読者
読者

なぜマグニフィセント7は不調なんですか?

証券アナリスト
証券アナリスト

大きな理由は「利益成長率の鈍化」です。マグニフィセント7の2026年予想利益成長率は22.7%——高いように見えますが、これまでの急成長期と比べると減速しています。一方、「その他493社」の利益成長率は12.5%で、差が縮まっています

利益成長率の比較:

  • マグニフィセント7:22.7%(2026年予想)
  • S&P500「その他493社」:12.5%(2026年予想)
  • 差:10.2ポイント(過去より縮小)
PERの比較

マグニフィセント7のPER(株価収益率)は約29倍。S&P500全体の22倍、NASDAQ100の25倍と比べて割高です。成長率の差が縮まる中、このプレミアムが正当化されるかが焦点です。

個人投資家の売り

読者
読者

誰が売っているんですか?

証券アナリスト
証券アナリスト

2026年1月、個人投資家がマグニフィセント7を大量に売却しています。Apple -3.98%、Meta -4.39%など、個別では大きな下落も出ています。「7社だけ持っていれば安心」という神話が崩れ始めているのかもしれません。

投資戦略の見直し

分散投資の重要性

読者
読者

じゃあ、S&P500をやめたほうがいいですか?

証券アナリスト
証券アナリスト

そこまで極端にする必要はありませんが、「S&P500だけ」から「小型株も含めた分散」への移行を検討する価値はあります。ラッセル2000やS&P400(中型株)を組み合わせることで、集中リスクを軽減できます。

分散投資の選択肢:

指数 特徴 代表的なETF
ラッセル2000 米国小型株2000社 IWM、VTWO
S&P400 米国中型株 MDY、IJH
VTI(全米株式) 大中小含む約4000社 VTI
VTI(全米株式)という選択

「分散は面倒」という方には、VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)がおすすめです。S&P500の大型株だけでなく、中小型株も含む約4,000社に分散投資できます。

長期視点を忘れずに

読者
読者

でも、マグニフィセント7はまだ強いですよね?

証券アナリスト
証券アナリスト

その通りです。短期的な調整があっても、AI関連の成長ストーリーは続いています。ただし、「7社だけに賭ける」のはリスクが高すぎる。ポートフォリオ全体で見たとき、中小型株を10-20%程度組み入れるバランスが現実的です。

まとめ

2026年のマグニフィセント7と投資戦略をまとめます。

現状:

  • マグニフィセント7はS&P500の34.4%を占める
  • 2026年初来で-1.49%と下落
  • ラッセル2000は+6.84%と小型株が躍進

背景:

  • 利益成長率の鈍化(22.7%)
  • 「その他493社」との差が縮小
  • 個人投資家の売り

投資戦略:

  • S&P500だけでなく中小型株も検討
  • VTI(全米株式)で幅広く分散
  • 中小型株を10-20%組み入れるバランス

「7社集中投資」から「幅広い分散投資」へ——2026年は、その転換点になるかもしれません。


※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。
投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。

よくある質問

Q
マグニフィセント7のS&P500に占める割合は?
A

2026年1月時点で34.4%です。2016年の12.5%から大幅に上昇しており、歴史的にも異常な集中状態です。

Q
2026年初来の成績は?
A

マグニフィセント7は-1.49%、S&P500は+1.8%、ラッセル2000は+6.84%です。小型株が大型株を大きくアウトパフォームしています。

Q
分散投資の具体的な方法は?
A

VTI(全米株式ETF)を使えば、大中小型株約4,000社に一括で分散投資できます。または、S&P500にラッセル2000(IWM)を10-20%組み合わせる方法もあります。

Q
マグニフィセント7は売るべき?
A

売却を急ぐ必要はありませんが、「7社だけ」のポートフォリオは見直しを検討すべきです。中小型株を組み入れて分散を図りましょう。