「AI株、このまま上がり続けるの?」
——NVIDIAを筆頭に、AI・半導体関連株が急騰した2024年〜2025年。専門家の間では「バブル継続」と「調整局面入り」で見方が分かれています。
この記事では、2026年のAI投資の見通しと、調整相場への備え方を解説します。
AI・半導体株の現状
2024年〜2025年の急騰
AI関連株は2024年から2025年にかけて大幅に上昇しました。
上昇の背景:
- ChatGPTをきっかけとした生成AIブーム
- データセンター投資の急拡大
- NVIDIAのGPU需要爆発
NVIDIAは特にすごかったですよね。
そうです。NVIDIAの時価総額は一時、世界首位になりました。ただ、2025年11月以降は調整局面に入っており、AI半導体株全体が弱含みになっています。
2025年後半からの調整
2025年の株価は堅調に推移してきましたが、11月以降はAI半導体株の調整とともに弱含みとなっています。
米著名投資家のマイケル・バーリ氏は株高の持続性に懐疑的な見方を示し、ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEOも株安リスクに言及しています。
専門家の見方は二分
強気派の意見
「多少の調整はあるものの、AI・半導体バブルは2026年も継続する」という見方があります。
強気派の根拠:
- AIデータセンター投資は継続中
- 日本は半導体装置・材料で世界トップシェア
- 「構造成長のド真ん中」にいる
なぜ日本企業が注目されているんですか?
半導体の製造装置や素材の分野では、日本企業が高いシェアを持っています。東京エレクトロン、信越化学工業、レーザーテックなどがその代表です。AIブームの恩恵を受けやすいポジションにいます。
弱気派の意見
一方で、「AIバブルが弾ける」という見方も根強いです。
弱気派の根拠:
- 買われすぎた銘柄が業績面で期待に追いつかない
- 失望感から売られ、日経平均の上値を押さえる
- 2026年夏にかけてバブル崩壊の可能性
松井証券の窪田朋一郎氏は「2026年の夏場にかけてAIバブルが崩壊することで、日本株も巻き込まれて下落に転じる」と予想しています。
| 見方 | 専門家 | 予想 |
|---|---|---|
| 強気 | 戸松信博氏 | AIバブル継続 |
| 弱気 | 清水洋介氏 | 業績が期待に追いつかず調整 |
| 弱気 | 窪田朋一郎氏 | 2026年夏にバブル崩壊 |
AIバブルの判断ポイント
業績がついてきているか
バブルか否かを判断する最大のポイントは、業績が株価についてきているかです。
NVIDIAは売上・利益ともに急成長を続けており、バリュエーション(株価評価)は割高とはいえ、業績の裏付けがあります。
一方、AI関連と謳っているだけで業績が伴わない銘柄は、調整リスクが高いといえます。
注目すべき指標
- PER(株価収益率):利益に対して株価が割高すぎないか
- 売上成長率:実際にAIで売上が伸びているか
- 利益率:収益性が維持されているか
個人投資家はどう判断すればいいですか?
正直、個別銘柄の分析は難しいです。だからこそ、インデックス投資で分散する、あるいはAI一点集中を避けることが重要です。
2026年のAI投資戦略
1. AI一点集中を避ける
AI・半導体関連だけに集中投資するのはリスクが高いです。
- AIブームが続けば大きなリターン
- 成長産業への投資
- バブル崩壊時の下落リスク大
- 業績が期待に追いつかないリスク
- 特定セクターへの偏り
2. 分散投資を徹底する
おすすめのポートフォリオ構成:
- 全世界株式(オルカン)をコアに
- AI・半導体関連はサテライトで10〜20%程度
- 債券や現金も一定比率を確保
3. 調整局面は長期投資のチャンス
顧客基盤の拡大と利益率改善を踏まえると、調整局面は長期投資のチャンスになる可能性があります。
優良なAI関連銘柄が調整で下落した時こそ、追加投資のタイミングかもしれません。ただし、業績を確認した上での判断が必要です。
4. 日本の半導体関連に注目
日本は半導体製造装置・材料で世界トップシェアを持つ企業が多く、AI投資の恩恵を受けやすい立場にあります。
注目セクター:
- 半導体製造装置
- 半導体材料・素材
- データセンター関連(冷却技術など)
AI半導体が高機能化するほど、高熱を発します。高熱でも安定的に動作する積層セラミックコンデンサや冷却技術が重要になっており、関連企業にも注目が集まっています。
まとめ
AI投資ブーム後の調整相場について、ポイントをまとめます。
専門家の見方:
- 強気派:AIバブルは2026年も継続
- 弱気派:2026年夏にかけてバブル崩壊の可能性
- 見方は二分しており、確実なことは言えない
2026年のAI投資戦略:
- AI一点集中を避け、分散投資を徹底
- オルカンをコアに、AIはサテライトで
- 調整局面は長期投資のチャンスと捉える
- 日本の半導体関連企業にも注目
AIは長期的な成長テーマですが、短期的な調整リスクには備えておきましょう。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。
株式投資にはリスクが伴います。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。
よくある質問
専門家の見方は分かれています。「2026年も継続」という強気派と、「2026年夏に崩壊」という弱気派がいます。確実なことは言えないため、分散投資が重要です。
長期的には成長テーマですが、短期的な調整リスクがあります。一括投資ではなく積立で、かつポートフォリオ全体の10〜20%程度に抑えることをおすすめします。
半導体製造装置・材料分野で日本企業は世界トップシェアを持っています。個別銘柄選びが難しければ、日経半導体株指数に連動するETFなども選択肢です。
分散投資をしていれば、影響は限定的です。また、優良銘柄の調整は長期投資のチャンスになることもあります。パニック売りは避けましょう。